2月だというのに、最高気温24℃。
暖かいを通り越えて、暑い、暑い、暑いよ!
暑くても2月だから、お茶のお稽古は、お客様を暖かくもてなす冬仕様。いくら暑いからと言って、単衣の涼しげな着物を着て出掛けるのはためらわれる。しかし、汗っかきの私のこと、湯気のたつ釜のそばでは、汗だくだくになるのは目に見えている。困った。
ふと気付いて、手持ちの袷の着物の裏を上半身だけ外して、胴抜きの形にしてみた。
着ている姿は袷に見え、背中は生地が一枚になるので、ちょっとは涼しいのではないかと。
さらに、着物の下も長襦袢ではなく、半襦袢+裾よけにして、汗をかいても洗える格好にして出掛けてみたところ、お点前の最中、額に汗することなく、大変いい具合であった。
唯一残念だったのは、この着物が全く似合わなかったこと。あーぁ。とはいえ、汗をかきながら不快に思うよりは、はるかにまし。暑い日には、これで行きます。
ベイエリアはここ数年降水量が少なくて、夏には庭への散水が制限(我が家はアパート住まいなので直接は関係ないけれど)されていた。昨年末、どどっとまとまった雨が降り、嵐まで来たりして、今年はやっと雨が降るのかと思いきや、年明け以降ほぼ連日大変いい天気。このところなど最高気温18℃くらいで、日中はちょっと動くと汗ばむほどです。木瓜の花もどんどん開いています。このまま春になっちゃうのかな。
2014年の目標の1つは、ハーフマラソンを走ることでしたが、もう1つ、着物でお茶会に行く、というものがありました。10月26日(日)に、パロアルトから25kmほど南下した街、サラトガの箱根ガーデンで開催されたお茶会に、お稽古仲間と二人で参加しました。はい、着物で。
<注:素敵な後ろ姿、我々ではありません。>
このお茶会は、毎年箱根ガーデンが主催し、サンフランシスコ近郊の各流派が一同に集まって開催されます。茶室、和室、東屋などを利用して、今年は裏千家3席、表千家2席、武者小路千家・江戸千家・代日本茶道会各1席、合計8席が設けられていました。このうち、私達は、裏千家の薄茶、表千家の濃茶と薄茶、武者小路千家の立礼での薄茶の席に伺いました。初めてなので、友人と二人一緒の席に入りたかったのですが、2席しか一緒になることが出来ず、残り2席は、見知らぬ先輩方に助けていただきながらの参加でした。
茶碗や道具に世界各国のものを集めた席、美しいお菓子の席、秋の七草がテーマの席、東南アジアからの道具でまとめられた席とそれぞれに工夫がこらされていて見て楽しく、お菓子もお茶も美味しく、どの席でも心のこもったおもてなしを受け、和やかな時間を過ごしました。参加されている方々の多くは日本人、または日系人でしたが、そうでない方々もいらして(2割くらいでしょうか?)、女性も男性もきちんと着物を着こなしていらっしゃるのには驚きました。特に男性の参加者は、ほとんどが日本人ではない方々でした。恐らくアメリカ人だと思いますが、出身がアメリカ以外の方もいらっしたかもしれません。
前日は久しぶりにまとまった雨が降り、当日の空模様を心配しましたが、朝からすっきりとした青空が広がり、少しひんやりした空気は、着物での外出にピッタリでした。
2009年に我が家にやってきたカリフォルニアローズ、毎年冬場には挿し芽をした苗を室内に取り込んで、継ぎ続けています。2010年に購入した紫ピンク色の方は昨年絶えてしまいました。
以前のように株が大きく育たないし、つぼみは沢山付くもののなかなか開花に至らず、どうしたものかと気を揉んでいたのですが、そうだと思い出し、日の当たる場所に移動して、じゃんじゃん水をやってみたところ、可愛らしい花が咲き始めました。暑さが一段落し、最高気温が25℃くらいになっているのも良いのかも知れません。