2014年の目標の1つは、ハーフマラソンを走ることでしたが、もう1つ、着物でお茶会に行く、というものがありました。10月26日(日)に、パロアルトから25kmほど南下した街、サラトガの箱根ガーデンで開催されたお茶会に、お稽古仲間と二人で参加しました。はい、着物で。
<注:素敵な後ろ姿、我々ではありません。>
このお茶会は、毎年箱根ガーデンが主催し、サンフランシスコ近郊の各流派が一同に集まって開催されます。茶室、和室、東屋などを利用して、今年は裏千家3席、表千家2席、武者小路千家・江戸千家・代日本茶道会各1席、合計8席が設けられていました。このうち、私達は、裏千家の薄茶、表千家の濃茶と薄茶、武者小路千家の立礼での薄茶の席に伺いました。初めてなので、友人と二人一緒の席に入りたかったのですが、2席しか一緒になることが出来ず、残り2席は、見知らぬ先輩方に助けていただきながらの参加でした。
茶碗や道具に世界各国のものを集めた席、美しいお菓子の席、秋の七草がテーマの席、東南アジアからの道具でまとめられた席とそれぞれに工夫がこらされていて見て楽しく、お菓子もお茶も美味しく、どの席でも心のこもったおもてなしを受け、和やかな時間を過ごしました。参加されている方々の多くは日本人、または日系人でしたが、そうでない方々もいらして(2割くらいでしょうか?)、女性も男性もきちんと着物を着こなしていらっしゃるのには驚きました。特に男性の参加者は、ほとんどが日本人ではない方々でした。恐らくアメリカ人だと思いますが、出身がアメリカ以外の方もいらっしたかもしれません。
前日は久しぶりにまとまった雨が降り、当日の空模様を心配しましたが、朝からすっきりとした青空が広がり、少しひんやりした空気は、着物での外出にピッタリでした。