Diabetes Support Group
アパートから2kmほどの距離にPalo Alto Medical Foundationがあります。医療、研究、教育を目的とした非営利団体だそうで、患者さんむけの生活習慣病(高血圧、高コレステロール血症、糖尿病など)や食事についての教室、妊婦さんむけの教室が行われています。日本で言えば、保健所で開催される健康教室のような感じでしょうか。今日はその一つ、Diabetes Support Groupに参加しました。主には糖尿病の患者さんが集まる会と思われ、毎月第一水曜日の午後7時から9時に開かれていて、誰でも無料で参加でき、事前の申し込みは不要とのこと。実際にはどんなものなのかもよくわからぬまま、集会室へ向かいました。エレベーターを降りるとこんなところ。部屋にはすでに10人ほどの患者さんが集っていました。会を進めるのは糖尿病を専門とする看護婦さん、ご自身も糖尿病とのことでした。私も含め、初めて会に参加した人の紹介から始まり、前回の会での話題についてひとしきり話し、そのあとは血糖測定器のことや、新しい薬について、はたまた保険のことなどなど、患者さんが自分の受けている治療や、持っている情報を他の患者さんと共有します。常連さんがほとんどで、お互い顔見知りのようでした。パロアルトはアメリカの中でも経済的に恵まれた人が多く、会に参加している人達は恵まれた医療を享受できる立場の人達で、これがアメリカの医療を代表している訳ではないと思いますが、そうはいってもアメリカの医療の一端を垣間みつつ、患者さんの視点を共有でき、そして"アメリカ人"と接することが出来る貴重な機会と思うので、しばらく通ってみようと思います。