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アパートから2kmほどの距離にPalo Alto Medical Foundationがあります。医療、研究、教育を目的とした非営利団体だそうで、患者さんむけの生活習慣病(高血圧、高コレステロール血症、糖尿病など)や食事についての教室、妊婦さんむけの教室が行われています。日本で言えば、保健所で開催される健康教室のような感じでしょうか。今日はその一つ、Diabetes Support Groupに参加しました。主には糖尿病の患者さんが集まる会と思われ、毎月第一水曜日の午後7時から9時に開かれていて、誰でも無料で参加でき、事前の申し込みは不要とのこと。実際にはどんなものなのかもよくわからぬまま、集会室へ向かいました。エレベーターを降りるとこんなところ。部屋にはすでに10人ほどの患者さんが集っていました。会を進めるのは糖尿病を専門とする看護婦さん、ご自身も糖尿病とのことでした。私も含め、初めて会に参加した人の紹介から始まり、前回の会での話題についてひとしきり話し、そのあとは血糖測定器のことや、新しい薬について、はたまた保険のことなどなど、患者さんが自分の受けている治療や、持っている情報を他の患者さんと共有します。常連さんがほとんどで、お互い顔見知りのようでした。パロアルトはアメリカの中でも経済的に恵まれた人が多く、会に参加している人達は恵まれた医療を享受できる立場の人達で、これがアメリカの医療を代表している訳ではないと思いますが、そうはいってもアメリカの医療の一端を垣間みつつ、患者さんの視点を共有でき、そして"アメリカ人"と接することが出来る貴重な機会と思うので、しばらく通ってみようと思います。
今週から、いつも通っているPalo Alto Adult SchoolのESLがお休みです。代わりにStanford大学のInternational centerで開催されている英語のクラスに参加しました。南米、アジア、ヨーロッパ、東欧などから30人近くの生徒が集まっていました。今日のテーマは"apology"、謝罪についてでした。先生の説明によると、正式な謝罪は、①謝る ②今後繰り返さないことを誓う の二つから成り立つとこのと。なるほど、①だけでは不十分なのですね。アメリカ人は"I'm sorry."を言わない、と聞いてこちらに来ましたが、暮らしてみるとそうでもない印象です。ちょっと狭い所をすれ違うときなどに、こちらが"Excuse me. "と言うと、相手からは"Oh, I'm sorry."と言われ、ちょっと驚くことがあります。日常的なことと、社会的利害が対立するような状況とでは、当然ながら対応が異なるのかも知れません。
クラスの後にEast Asia Libraryという日本語の本が置いてあるという図書館に行ってみました。確かに日本語の本が置いてありましたが、蔵書は大判でハードカバーの辞書、事典に類するものがほとんど、読んで楽しむ本とはほど遠い。「ここはアメリカだし、大学の図書館だし、仕方ないか〜」と肩を落としかけたところ、歴史、経済、文学などの雑誌に混ざって、「東京人」や「日経ビジネス」「日経ウーマン」など、私でも読めそうな雑誌を発見!誰がどういう基準で、これらの雑誌を置くことを決めたのか、やや気になるところですが、しばし読みふけり、その癒されること・・・。ほ〜〜〜。時々寄ったらよさそうです。
(写真、Meyer Libraryの4階にEast Asia Libraryがありました)
(追記:地下の書庫に沢山の日本語の蔵書があるそうです。)
日本のガソリンスタンドではガソリンを入れてもらえるだけでなく、窓も磨いてもらえるし、ゴミも捨ててもらえますが、こちらではセルフサービスが基本。ガソリンは自分で入れて、代金はその場でカードで支払います。窓ふき用のモップもそこに備え付けられていて、ガソリンを入れている間にご自由にどうぞ、というしくみ。外に立ってるお店の人なんていないから、スタンド自体はがらんとしたものです。現在、パロアルトの周辺でのガソリンの値段は1ガロン(約3.8L)$3.05〜3.55くらいでしょうか。日本のようにサービス満点のスタンドもあるようですが、当然サービス分はガソリン代に‥‥。(利用経験無し)今日は$3.079のスタンドで給油できました!
サンフランシスコ出発のバスツアーを利用してヨセミテ国立公園に行きました。片道5時間半の旅、途中の街で30分の休憩があります。6月に初めて訪れた際、右手に見えるブライダルベール滝は雪解け水で勢いよく流れ落ちていましたが、今回はだいぶん細ってます。写真ではどこが滝か、わかりずらいですね。
ヨセミテ滝も同様で、岩肌を水が這ってる感じ。水量の減ったマーセド川は子供の水遊びにもってこい。
湿原で、一人(正確には"一匹"ですが)お食事中の鹿を発見。草ばかりでなく、落ちたリンゴ(と思しき果実)も食べてました。ほとんど丸呑みの様子。鹿に会えると嬉しくなります。
バスツアーを利用してグレーシャーポイントへ行きました。ここからはヨセミテバレー全体を見渡すことが出来ます。ここに来たのは2度目だけど、やっぱりすごい眺望!
7月に登ったバーナル滝とネバダ滝のさらに上の方では、山火事(と推察)の煙が上がっていました。こちらも水量は先月より減ってますね。う〜ん、せっかくだから歩いて帰ってみよっかな。グレイシャーポイントは標高2199m、バレーまでの標高差は約1000m。この1000mを4.6マイル(=7.4km)で下っていく山道があるのです。下り始めたのは午後1時前。ちょうど下から登って来た人達と次々に出会う時間帯で、みなさん、かなりヘトヘトのご様子。何気なく歩き始めてしまったけど、私たち大丈夫かな?でも、もう歩くしかないよね。後ろから追い抜いていった家族がみるみる小さくなってしまいます。壮大なバレーを眺めながら、スイッチバックになった道をひたすら歩き続けること2時間30分。
7.4kmを下り切りましたよ。ふぅーーー。しかし、バス停までさらに2km以上‥。本当によくやった!!
バレーで出会った鹿の親子。
バレーの東に位置するミラーレイクを通る7km弱のコースに行ってみました。ミラーレイクは干上がってしまっていて、6月には水のあったところに歩いて入れます。
川沿いの道はブンブンと虫が多い。払いながら多い森の中を歩いて行くと、今日も鹿を発見!角の立派な雄鹿5頭の群れです。じーっと見ているとどうやらむしゃむしゃと草木を食べながらトレイルを横切りたい様子。横切るのはいいけれど、なんだかこっちを見ながらずんずん進んでくるよ。
ひ〜、さすがにあまりに近づかれると怖いですーーー。ご一行様は無事に通りすぎ、折り返し地点の橋に到着。
橋を渡った川の反対側は人馬兼用の道だったので、落とし物の多いこと‥‥。参りました。
まだまだ私の知らないヨセミテが沢山あるはずです。また来るよ〜。
夫の研究室の友人が野球観戦に誘ってくれました。彼は地元オークランドアスレチックスの大ファン。チームのキャップをかぶり、やる気満々。対戦相手はじゃーん。
そうです、イチローです。シアトルマリナーズです。城島も出場してました。球場で観戦しているのは恐らく99%アスレチックスファン。マリナーズの攻撃になると球場全体が静かになってしまいます。アウトになると声援があがり、ホームランでは大ブーイング。私などボールの行方がよく追えず、そのホームランに気付かなかったほどでした。試合は11-2でアスレチックスの勝利。観客は皆さんご満足の様子でした。イチローと城島のヒットを一本ずつ観戦できたので、我々も満足です。
家から車で東に向かって20分ほどのところにあるHuddart County Parkを歩いて来ました。すっかり森の中。背の高い木が光を求めてアーチを描いています。
高低差100mほどのコースを約2時間、試しに万歩計を付けてみたら、11427歩歩いてました。ヨセミテに引き続き、今日も人馬共通道で、乗馬をしている人達にも遭遇しましたよ。
ついに!ルクルーゼの鍋を手に入れました。ギルロイのアウトレットにルクルーゼの店があることに気付き、意を決して買いに行ったのです。ギルロイはパロアルトからハイウェイに乗って1時間ほど南下した街です。ニンニク栽培が盛んで、アウトレットの裏にもニンニク畑が広がっています。お店には、赤、青、黄、オレンジ、紺、黒の鍋があり、大きさ・形とも充実しています。私たちのお目当ては22cmの丸い両手鍋で、お値段は$134(税別)でした。いわゆるB級品も扱っており、それだと$114(税別)。いずれも更に値札から15%割引とのこと。B級品はホウロウが小さくはげていたり、少しムラになっていたりします。
どうしようかと迷ったのですが、B級品の中にあったかなオレンジ色で、ごく小さなムラがあるだけのものがあったので、それを連れて帰ることにしました。$104.89なり〜。早速作ったのは"鶏のシェリー酒煮"。ちなみに骨、皮付き鶏もも肉を生まれて初めて買いましたよ。
鶏肉が柔らかく、ふっくらした感じ。美味しく出来たと思います。
使ったレシピはこちらです。
28日からESLの新学期が始まりました。先生は春学期と同じ女性の先生です。生徒は20人ちょっと、75%くらいがアジア勢で、日本人、韓国人、中国人が1/3づつくらい、残りの25%が南米、西欧、東欧からという感じです。教科書も新しいものになりました。気持ちも新たに取り組むつもりです。
さぼりながら通っていたI-CenterのESLのクラスが8月中旬で終わったあと、秋学期のESLが始まるまで、何か自分で出来る英語の勉強はないものかと思ってインターネットで調べ、「英語・ 発音・ 語彙」というウェブサイトにたどり着きました。当初は「語彙」という言葉に惹かれたのですが、サイトを読み進めると「発音」が先なのだというお話。そうでしたか。実はこちらのサイトの管理人さんの出されている「英語耳」っていうCD付きの本、夫が持ってたんですよね。私も以前に少しCDを聞いたことがあったんです。
早速CDを全部聞き直しました。一人でしゃべりながら。
次にサイトの「Listining」の中に記載されていた「Parrot's Law」にチャレンジ。 Parrot's Lawとは何かというと、1)これと決めた英語の歌一曲を100回はただ聞き流す、次の100回は発音記号を見ながら聞く、最後の100回は一緒に歌って合計300回聞く。2)数分の短いスピーチを100回聞く。3)15分程度のスピーチを100回繰り返して聞く、というもの。2)は省略してもいいみたい。期待される効果はというと、
1. 英語の音に慣れる。
2. 英語の音を聞き分けることが可能になる。
3. 英語の音(43個)を区別して発音できる。
4. 英語の音を「高解像度」で見分けることができる。
5. イントネーション、アクセント、リズム、リダクションなど全てが身につく。
6. さまざまな国のさまざまな人の英語がみんな わかるようになる。
とのこと。ほっほ〜。早速1)に取りかかりました。これまたすでに夫がミュージックストアで購入していたThe Carpentersのアルバムから一曲、「Top of the Wolrd」を選び、ええ、聞きましたとも、300回。実際にはもっと聞いたと思います。気合いが入っていたので、最初の100回もほとんどじーっと聞いていました。最初はところどころの単語しかわからない状態。30〜40回聞いていると、いくつかの単語が繋がって聞こえる部分が出て来ます。100回聞き終わっても、文として完全に聞き取れた歌詞は2割程度でした。しかし何しろ気合いが入っていたのでその後も聞き続け、歌い続けました。結果、以前より人の話している言葉がはっきり聞こえるようになったかな、という気はします。知らない単語を言われた時に、知らないなりに繰り返して、「今の×××っていうような言葉はなーに?」と音に反応出来るようになったというような感じでしょうか。自分が音を聞き分けているかといわれると?です。発音が良くなっているのかどうかも?です。しかし私にとっては、とにかくやったという達成感を得られただけでも、やった甲斐があったように思います。え?その先のステップ?‥‥それはまた徐々にってことで。
こちらでも子音・母音の発音が聞けます。
(←家の中でも連れ歩いたiPod)