楽しみ&目標にしていた自転車のイベント、Marin Centuryが8月1日に終わりました。去年は100kmのコースを走りましたが、今年は自転車仲間と総勢7人で100mileに挑戦しました。実際には100+数mileあり、8時間50分ほどかかりました。トラブルなく無事走り終えたことに、非常に満足しています。一緒に走って下さった皆様、応援して下さっていた皆様、ありがとうございました。
写真:saganoさん撮影
Marin Centuryは、San FranciscoからGolden Gate Bridgeを渡った北側、Marin CountyのMarin Cyclist Clubが主催する自転車イベントです。50km、100km、100mile(=160km
)、200km、200mile(=320km)のコースがあり、7月初めの時点での参加登録者数は約2500人。その後1ヶ月の間にどれだけの人が申し込んだかわかりませんが、かなり大規模です。途中に数カ所設置されている補給所では、大勢のボランティアの方々が、フルーツ、パン、チップス、チーズ、クラッカー、パウンドケーキなどなど、沢山の食べ物と飲み物が準備して下さっています。補給所に駐輪されている参加者の方々の愛車を眺めるのは、私の密かな楽しみの一つです。
今回気付いたことをつれづれなるままに。
まずは気温。4月に100mileを走った時は、最高気温が100°F(=37.8℃)以上の猛暑であったのに対し、今回は、午前中は景色も良く見えないほどの霧で、ウインドブレーカーが脱げませんでした。お昼過ぎから青空になったものの、最高気温は75°F(=24℃)位だった模様。この涼しさには相当助けられ、体力温存出来ました。
それから補給。お腹が空き始めると明らかに走る速度が遅くなる(というか、遅くなってハッとお腹が空いていることに気付く)ことがこの1年でよくわかったので、今回は途中の補給所では食べられる限り食べ、それ以外でも止まった時には必ず何かを口に入れるようにしました。もちろん後半に向かって走る速度は落ちましたが、あーお腹空いちゃったなー、と自覚したのは1度だけで済み、この点に関してはうまく出来たと思います。
4月のcenturyでは、途中にある各補給所の撤去時間との戦いで、とにかく時間に追われながら走っていたのが精神的に辛かった要因の一つです。コース上で見かけるライダーがごくわずかだったのも焦りに拍車をかけたように思います。今回は参加者自体が圧倒的に多いことに加えて、私達が走った160kmよりもはるかに長いコースがあったため、私達の後ろにも沢山の自転車乗りがいました。実際には前回同様十分ノロかったのですが、ぱっと見でヒトが多い、というだけで、無駄に焦りに駆られることがなく、気持ちの上でははるかに楽でした。
それからスピードについて。今回も私はダントツのろくて、一緒に走った皆さんをさんざんお待たせしてしまいました。イベント後、「筋肉痛にならなかった♪」と喜んでいたら、「あのスピードじゃ‥‥。頑張りが足りない。」と夫に言われたほどです。しかし、よくよく考えてみると、どうやら私、自分のスピード(今回の平均速度は18.7km/h。)にかなり満足しています。もっと早く走りたい、とはあんまり(というよりほとんど)思ってないのです。前に進んでいるだけで、私すごい!と心底思いながら走っていたんですよねぇ。(<かなりおめでたい。)もっと楽に走れたらいいな、とは思うのですが、それは必ずしも早いこととイコールではないわけで。もちろん、今より早く走れるなら、それはそれで嫌ではなかろうと思いますが。夫と一緒に家の周りで走っていて、もっと早く走れるようにと促されるたびに「ん?」ともやもやした気持ちになるのは、その辺りが原因かもしれません。
それから記憶について。今回のコースは去年の100kmの途中に60kmが付け足されたようなコースだったので、ほとんど100mk分は去年も走ったコースなわけですが、自分でも驚くほどコースを覚えていませんでした。もちろん補給所などが去年と同じであったことはわかるし、走っていれば「あぁ、ここ去年も通ったね。」という道もあるのですが、「こんな道走ったっけね?」というところも少なからずありました。さすがに幾つかの大きな坂は覚えていましたが、それも距離やらキツさの記憶は非常に曖昧。"辛いことはすぐ忘れる機能"を最大限発揮しているようです。今回の印象もすでに相当薄くなってしまっています。来年まで覚えていられるのは、絶え間なく続く細かい登り下りでのギアチェンジが大変だったことくらいでしょうね。
走り終わった直後は、160km走れることはわかったから、もういい、もういいよ、と思っていたのに、早くも、これは年中行事みたいなもんだから、まぁやっぱり来年も行くだろ、というような気持ちになっています。一体コレは何なんでしょうか。
コメント (2)
気温が低かったので、疲れたけど快適でしたね。
私も、より早くより、より遠くへより楽に走れるほうが嬉しいです。
来年はDeath Rideみんなで出ましょうか。
投稿者: ksobue | 2009年08月19日 22:53
日時: 2009年08月19日 22:53
最後の坂をksobueさんが一緒に走って下さったのは、本当に助かりました。一人黙々と登っていたら、はるかに辛かったと思います。ありがとうございました!
>来年はDeath Rideみんなで出ましょうか。
でたっ。自転車部の方々は、皆さん乗せ上手なんですよねー。
ここでうっかり「そうですねぇ。」と言ってしまったら大変なことになる、というのも、この1年で学んだことの一つです。
お誘い有り難く、前向きに検討させていただきます。はい。
投稿者: yoko | 2009年08月20日 10:02
日時: 2009年08月20日 10:02