8月2日にMarin Centuryという自転車のイベントに参加し、師匠ご夫妻、このイベントで初めてお目にかかった自転車好きのご夫妻(筋金入り)とともに、私たちも100kmを走ってきました。そう、サンフランシスコからのサイクリングや太平洋までの長距離サイクリングは、師匠ご夫妻が敷いて下さったこの100kmへの布石だったんですよ。
今回のイベントは、サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを渡った向こう側、Marin Countyで行われたもので、コースは50km、100km、160km、160km(山岳コース)、320km(山岳コース)から選べます。太平洋まで行ったときほどではないけれど、事前に予想していたよりも登り下りが多かったのですが、前2回のサイクリングのお陰で、距離感や自分の疲れ具合が多少計れたことと、途中3カ所の休憩所で十分にエネルギー補給が出来たことで、疲れはしたものの、楽しく走り切ることができました。
<どの休憩所でも沢山のボランティアの方々が、飲み物や食べ物をふんだんに準備して待っていてくれました。ありがたや〜。>
イベントの詳細はご一緒させていただいたご夫・妻や夫に任せするとして。
(とうとうブログの記事までおんぶにだっこですか!!)
何が楽しくて自転車に乗っているのか。少し考えてみました。
まずはこのロードバイクという乗り物。これまで私が知っていた自転車からは全く想像できない乗り物です。とにかく乗りごごちが軽い。平らな道だったら、2-3回転漕いだあとそのまま何もしてなくてもずーっと進んでいきます。初めて乗った時には、「これはずるい!今まで必死に漕いでいたのは何だったんだ!」と怒りにも近い気持ちを覚えました。さーーーっと風を切って走る感覚は何とも爽快です。
それからこの辺りの道路事情。自転車専用レーンが設けられていて、安全かつ快適にサイクリングを楽しめます。あるいは、15分も走れば山の中、という環境の良さもあるでしょう。
そうは言ってもそんなに長く漕ぎ続けていたら、翌日には筋肉痛で歩けなくなったりするんじゃないの?と、自分が乗るまではそんな風に思っていました。ところがどっこい、筋肉痛にもならないし、走っていた時に痛くなった膝も痛くなりません。私は運動している時に息が上がってきて苦しくなってハーハーしてしまうあの感覚が非常に嫌なのですが、自転車だとそんなに苦しくなるまで漕がなくってもそれなりの速度で進め、ハーハーするまで頑張らなくてもいいのです。(もちろん頑張ってもいいんですが。)その程度の強さで漕いでいる分には筋肉痛にもならないようです。自転車の100kmとBay to Breakersで走った12kmのどっちがキツかったかと言われれば、走った12kmの方かと思います。
あとは運動中(!)や後の食事がおいしい。これまでならば食べ切ることの出来なかった量も、ペロリと平らげることが出来るようになりました。ただし、これがメリットなのがどうかについては、今後の経過を見なくてはなりませんね。
そして一番はやはり、仲間がいるということではないでしょうか。今回のように一緒にイベントに参加したり、また、そのイベントに向けて出掛けることが出来るというのはもちろんのこと、たとえ一人で走っていても、信号で止まっているときなどに声を掛けてくれる人がいたり、しばらく一緒に走ってくれる人達に出会えたりします。そうすると、全く一人で走っているときよりも長く走れたり、分かれたあとも楽しい気持ちで走り続けることが出来る。それが一番の原動力のようです。なんだ、これまた他力本願か、と一瞬思いましたが、けれど一緒に楽しめる仲間がいるのはちっとも悪いことではありません。人とのつながりが私にとっては一番嬉しいのです。
少しずつ広がる自転車の輪。この先どんな風に広がっていくのか、増々楽しみです。
コメント (3)
> 私は運動している時に息が上がってきて苦しくなって
> ハーハーしてしまうあの感覚が非常に嫌なのです
全く同感です。
根性系で勝敗を競うスポーツではなく、景色眺めながら
いろんな場所へ行けるところが好きですね。
一緒に走る仲間って重要ですねー。
最近の奥さんを見ているとそう思います。
今後とも夫婦ともどもよろしくお願いします。
投稿者: ksobue | 2008年08月19日 22:08
日時: 2008年08月19日 22:08
ロードバイクに魅せられた訳がよくわかりました!知らないと本当に大変そうな乗り物に見えるけれど、まさにOちゃんのためのスポーツだったんですね。ご夫婦そして同好会のみなさまともども、ますます楽しんでくださいね!今度Palo Altoに行ったら私にもその楽しさを教えていただけるかしらん?
投稿者: ひら | 2008年08月20日 23:29
日時: 2008年08月20日 23:29
ksobueさん、
>根性系で勝敗を競うスポーツではなく、景色眺めながらいろんな場所へ行ける
確かにー。ksobueさんも乗り続けていらっしゃる結果としてヒルクライムも楽々ですが、長距離派ですもんねー。ksobueさんご夫婦のお話を伺ってから、荷物を積んでの自転車旅行に、私かなり憧れてます。
明日も奥様とのサイクリング、楽しみです♪
ひらりん、是非是非自転車乗りに来て〜!!!一緒に風を切って走りましょう!
投稿者: yoko | 2008年09月01日 16:33
日時: 2008年09月01日 16:33