Marin Centuryでトレーニングの必要性を痛感
San FranciscoからGolden Gate Bridgeを渡った北側はMarin郡。そこで開催された自転車のイベント、Marin Centuryの100kmを走ってきました。
シリコンバレーに比べて峠の標高が低いので安心していたら甘い、甘い。
辺りは丘また丘の丘陵地帯。ルートマップに示された峠以外も常に登りか下り。
見事に課題があぶり出されました。
登坂力不足。
一番軽いギアーにしても坂の途中で心拍数が上限に達してしまって、足が止まってしまう。一旦休憩して心拍数が下がるのを待つしか手がない状況に。
更に間が悪いのが着ているジャージ。
何はともあれ一着必要とセールの棚から買った白地に赤いドットのジャージが、実はツール・ド・フランスの「山岳賞」1位に与えられるマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ (maillot blanc à pois rouges)だと知ったのは後日のこと。
登りでゼーハーやってると、追い抜きざまに次々と、
「Hey, king of the mountain! What's wrong?」
「You should go Davis Century. That's totally flat.」
「That jersey is for me!」などの声援?が追い打ちをかけます。
坂を楽しめる身体になりたい!
地上では、
位置エネルギー = 質量 × 重力加速度 × 高さ
重力加速度は定数なので、楽しく登るには、
- エネルギーを効率よく必要時間出力できるようにする
- 質量を減らす
選択肢は2つしかありません。
自転車の登坂は秒単位では達成出来ないので、1. は有酸素運動に重点を置いた持久力(最大酸素摂取量)の向上が必要で、それには心拍数を一定のゾーンに保ったトレーニングが効果的、とのこと。
友人のマラソンランナー・自転車乗りがみんな、心拍計をつけてる訳です。
目安には諸説あるのですが、
最大心拍数 = 220 — 年齢 (簡易式)
心拍可動域 = 最大心拍数 — 安静時心拍数
持久力トレーニング: 65%~70% 心拍可動域
更に、脂肪と糖質の燃焼比率も心拍数との相関があるとのこと(脂肪燃焼に最適なのは心拍可動域60%前後)。これは2. に直結です。
早速、GARMIN社のEdge 305を導入しました。自転車用心拍計は数社から出ているのですが、純正でMacに対応しているのでGARMINを選びました。GPS、ケイデンス(クランク回転数)計付きです。
しばらくは、トレーニング中心にしていきたいと思います。半年前までは車の中から「何で自転車乗りはあんなきつい坂をわざわざ登るんだろう?」って思っていたのに、変われば変わるものです。