数字で振り返る2017年
2012年, 2013年, 2014年, 2015年, 2016年に引き続き1年のまとめ。
1 laboratory
横浜の理研に着任したと思ったら様々な要因が重なって、10月1日より東京・日本橋にて研究室を主宰することになりました。プログラム長から与えられたラボの名称は「健康医療データAI解析標準化ユニット」。これは実はdouble meaningで「健康医療データのAI解析手法の標準化」と「AI解析のための健康医療データの標準化」の2つがミッションとなり、AIは主に深層学習を担当します。
立ち上げてわずか3ヶ月ですが、モチベーションの高いラボメンバーも集まり、2018年はいよいよ本格稼働となります。
1 moving
勤務地の変更に伴い、居住地も横浜から東京・築地へ移動しました。まさか1年に2度引っ越しするとは!
築地には水産物と青果物の市場があり、魚や野菜の「はしり」や旬を体感しながらの生活はなかなか新鮮です。
0 first author, 0 co-author
Systems BiologyからSystems Medicineへ、そしてDeep Learningとの融合と、新しい分野を立ち上げるためにinput中心の1年間となりました。全ての論文がunder reviewの状態で越年です。Deep Learningなどの分野では雑誌掲載よりもカンファレンスでの発表に採択される方が優先順位が高いなど、医学・生物学分野とは作法が違うところもあり、どう折り合いをつけて行くかも来年の課題です。
434 citations, h-index 26
Web of Scienceによると過去に発表した論文はこの1年で合計434回引用されたらしい(速報値)。Google Scholarだと701回。
過去に書いているように、Impact Factorというのはジャーナル単位の変数であって、各論文にとっては被引用回数の期待値となります(平均値ではなく中央値を使えというご意見もいただきましたが)。今年は2016年のImpact Factorが発表されましたので、2014年および2015年に発表した自分の論文8報が評価の対象になります。うち3報(37.5%)で2016年の被引用回数が掲載誌のImpact Factorを上回りました。
年末時点でのh-indexは2つ増えて26でした。
145066 queries, 590 new users
6年目に入ったGene Expression Commons。利用者は4400名を超え世界中から活発に利用していただいています。Gene Expression Commonsを利用した成果は100報を超え、Nature, Cell, Scienceなども多く含まれています。
39 flights, 82704 mile
今年はinputの年ということで良く飛びました。来年はラボに腰を据えてじっくり研究したいのですが、はたして可能かどうか・・・
12034 km
Roadsterは順調に距離を伸ばしています。夏にはマツダ・ドライビング・アカデミーを受講する機会に恵まれ、この車の限界性能を体感することができました。
2 new cameras
2017年に購入したカメラは2台。まずはKickstarterでbackしたLight L16が(2年以上待って)やっと到着しました。設定の違う16個のカメラで同時に撮影してコンピュータで画像合成して1枚の写真を作り出す、という極めて実験的なカメラ。ソフトウェアアップデートの度に良くなっているので、今後に期待です。
もう1台は全幅の信頼を寄せるFujifilmのX-E3。やはりFujiの色は他社には真似できません。レンズもすばらしいですね。
来年は2018年、あるいは平成30年
次回の運転免許の更新は2020年。パスポートは2017年12月に更新しました。