私達が引っ越して来た2年前から、隣のアパートの軒先に、このチョウチョの形のかごがぶら下がっていました。最初は、ただの飾りなのかと思っていたのですが、去年の春先に鳥が巣を作り出したのを見て初めて、これが鳥の巣なんだと気付きました。ただ、その鳥達、途中で気が変わったのか、引っ越してしまったようで、長らく空き家のままでした。先月下旬に、ピーピーピーピーという小さな鳴き声に気付き、どこから聞こえるのかと思ってこっそり窓の外を偵察していたら、なんとチョウチョの中にヒナがいて、親鳥達がエサを運んでいるではないですか。ヒナたちは、親が飛んで来ると我先にと声をあげ、飛び去ると同時にぴたりと泣き止みます。鳴き声が日に日に大きくなるので、そうかそうか、お前達、大きくなるんだぞ、と心の中で声援を送っていました。ところが。8月最後の猛暑のあと、一息ついたところでふと気付くと、鳴き声が全くしないのです。親鳥がやって来る気配もありません。確かに、あの暑さの中では私も息をしているだけで精一杯、ついにはそれも厳しくなって研究室に避難したわけです。小さな鳥にとってみたら、更に厳しいものだったんでしょう。大きな口を開ける姿をこっそり見るのが楽しみだったのにな。
コメント (2)
え?え?
巣立ったんじゃないの?
そんな~。寂しすぎる~。(涙)
それにしても、このチョウチョを巣にしようと決めた鳥もすごいですね。
たしかに、入り口が小さいからカラスとかに狙われなくていいのかも。
投稿者: ayumin | 2009年09月16日 22:59
日時: 2009年09月16日 22:59
... そうか。巣立ったのか。そうかも。
あまりに自分が息絶え絶えだったので、てっきり鳥も、と思ってしまいました。
思い込みって怖いわねー。
投稿者: yoko | 2009年09月17日 09:03
日時: 2009年09月17日 09:03