左は南側の家のネコ、右は北側のアパートのネコ。
私たちが住んでいる部屋の前の住人はネコを飼っていて、左の茶とらネコと友達だったらしい。引っ越してきたころは、茶とらが玄関先までやってきて、当然のように部屋に上がろうとしていた。そのうち、友達ネコが居なくなったことを理解し、部屋まで遊びにくることはなくなったが、それでも私たちの住むアパートの駐車場は茶とらのテリトリーで、よくごろごろとくつろいでいた。
3-4年前のある日、右の灰色ネコがやってきた。こいつはどうもふてぶてしい。駐車場を我が物顔で闊歩し、はては、隣部屋のおじさんの車の上で寝ている。「ここはダメ!」と言っても、日本語がわからないせいか、気にする様子もない。茶とらテリトリーで態度が大きいではないか。静観していた茶とらもついに堪忍袋の緒が切れたらしく、激しい攻防がしばらく続いた。結果、灰色ネコ勝利。茶とらが隣との境の塀のこちら側を歩くことはなくなってしまった。
最近は、茶とらが隣との境のこちら側を一部歩いている。表の通りから少し入ったところまでで、途中からささっと塀の隙間を抜けて隣に入ってしまうが。知らぬ間に、茶とらと灰色ネコの間で協定が結ばれたか。
私としては、ぜひとも茶とらに全面的に戻ってきて貰いたい。灰色ネコ、引っ越さないかなあ。