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7月10日(土)、Palo Altoから北東に300kmほど離れたMarkleevilleという小さな町で開催されたDeath Rideという自転車のイベントに参加しました。3つの峠を合計5回上り下り(2つは表裏、1つは頂上まで行って同じ道を下る)して、走行距離129 mile (=207.7 km)、上りの合計が15000ft (= 4572m)になるというその名にふさわしい恐ろしいコースです。しかもコース上一番低い地点でも標高が5040ft (=1536m)あり、3つの峠の標高はいずれも8500ft (=2590m)前後。標高だけ考えると、富士山の1合目(1520m)から7合目(2700m)くらいまでを5往復しようと、そんな感じですね。
5つの上り全部を制覇することは出来ませんでしたが、4つ、87mile (=140km)、11100ft (=3380m)を走り終えました。ケガもせずに終わって良かった。もう早起きの練習も、朝起きてすぐにご飯を食べる練習もしなくていいんだーーー。詳細は落ち着いた頃に改めて。
Death Rideのことも書いているんだけれど、まだ時間がかかりそうなので、先に別のお話を。
毎年この時期にStanfordで開催されるテニスのトーナメント、Bank of the West Classicが今年も始まりました。一昨年は杉山愛がベスト4まで残っていたし、去年は杉山愛がシャラポアと1回戦で当たっていました(シャラポアの勝利)。毎年、やってるなー、とコートの前を通り過ぎていたのですが、今年は2008年に現役復帰したクルム伊達公子が出場すると聞き、友人と二人急遽相談のうえ、昨日26日の夜、にわかファンとしてコートに足を運びました。同世代だから応援したくなっちゃうのね。対戦相手は、ディナラ・サフィナというロシアの選手。北京オリンピックの銀メダリストで、7月26日時点での世界ランキングは35位だそう。(ちなみにクルム伊達は61位。)この相手の選手がとにかく恐ろしく大っきくて。WTAのプロフィールによれば、身長182cmとのこと。手足が長くって、ただ立ってるだけでもコートの半分くらいは容易にカバー出来そう。サーブなんかさせた日にゃ、怪力の怪物みたいにコワイ。オレンジのウェアを着ていたので、同行の友人は「タコみたいに恐い。普通のじゃなくって、ほら、おっきいやつ。」と言っていた。そんな相手に賢い印象のプレーで立ち向かうクルム伊達選手。最初のセットはサフィナが取ったけれど、続く2、3セットをクルム伊達が取って、勝利!夜の試合で、日没後は凍えそうに寒かったけれど、非常に面白かったので、明日の2回戦も観戦にいくことにしました。防寒対策を万全にして応援してきます。
(対戦相手のディナラ・サフィナ。怪物呼ばわりしましたが、可愛い人です。)
*その他の写真はこちら。
にわかファン、昨夜も観戦に行ってきました。昨夜のお相手はエレナ・デメンティエワという選手。北京オリンピックの金メダリストですって。世界ランキングもぐっと上がって6位。180cmの長身だったけれど、タコっぽくはありませんでした。ウェアの色のせい?
最初のセットは調子良く伊達選手が取ったんだけれど、2セット目の途中から突然、あれあれ、どうしたの?どっか痛い?と思うような様子であっという間にデメンティエワに取られてしまった。別にどこが痛かったわけじゃないらしい、幸い。最終セットは粘りに粘ったファインプレーで観戦席から盛んに拍手が沸き起こったけれど、残念ながらデメンティエワの勝利。勝負の世界は厳しいね。
この日のお昼、友人二人と近くのお店で呑気にご飯を食べていたのですが、なんと!伊達選手がすぐそばのテーブルに着席するではないか。キャー!!!試合前の大事な時間に申し訳ないかなとは思ったけれど、私達がお店を出る時に大興奮でちょっと声を掛けさせていただきました。笑顔の可愛い方だったわー。
対戦相手のエレナ・デメンティエワ。サーブのスピード105mphって、時速169kmだよ...。
*写真はこちら。