キャンパス内で催されたケルティック・ハープの小さな演奏会に行って来ました。ケルティック・パープって知らなかったのですが、クラシックの演奏会で使われるはハープより一回り小さく、半音調節するための足下のペダルがないのが特徴だそう。代わりに各弦には半音調節用の小さなレバーがついていて、必要に応じてそのレバーを上げ下げしながら演奏します。演奏してくれたのは、普段スタンフォードの大学病院や近くの病院で演奏活動をしているグループのうちのお二人。集中治療室で、患者さんのベッドの脇で、待合室で、このハープを奏でているとのこと。新生児集中治療室でも演奏し、保育器の中の赤ちゃん達の呼吸や血圧が安定して看護婦さんに感謝されることもしばしばとか。病院で演奏するのは主にはケルト音楽、ついでクラシック、ポップスなど。患者さんからリクエストがあれば、可能な範囲でそれに答えるそう。柔らかいハープの音色は、患者さんや家族の気持ちのそっと寄り添い、不安や痛みを和らげるのでしょう。そばで聞いていると、その音色もさることながら、身体の芯に伝わってくる振動が、何かを語りかけます。どこからともなく降り注ぐハープが、病院で働くスタッフをも癒しているそうです。
コメント (2)
この演奏会、教えていただいたのに行けなくて残念だと思っていたら、ちゃんと記事にしてくださってありがとう!
病院内で弾いてくださるって素敵ですね。ハープってところがまたいい!
名古屋のある病院のホールにはグランドピアノがありましたが、自動演奏でした。やっぱりヒトに弾いてもらいたいなあ。
投稿者: ia | 2009年05月10日 22:11
日時: 2009年05月10日 22:11
とても柔らかく語りかけるような音色で、思いがけず非常に感動しました。
自分でも弾けたらいいのに〜、って思いましたもん。
投稿者: yoko | 2009年05月12日 04:54
日時: 2009年05月12日 04:54