メリーランドに住む友人との再会を果たし、楽しい時間を共にした後、ペンシルバニア州のランカスターへ向かいました。ランカスターには、アーミッシュと呼ばれるキリスト教の一派のドイツ系住民が住んでいます。アーミッシュの人達は、原則として生活に電気を使わず、馬車を主な移動手段とし、決まった色の質素な服しか着ない、という程度の知識しか私は持ち合わせていませんでしたが、ちょうど次の目的地の途中ということもあり、ランカスターに1泊することにしました。
基本風景は、トウモロコシ畑です。畑と休耕地が規則正しく交互に現れます。
所々に、屋根のついた橋がかかっています。写真の撮影スポットですね。馬車は自動車と同じ、車道を走ります。
洗濯物は天日干しです。
アーミッシュの成人は車の運転をしないのですが、人の運転する車には乗って良いし、また、家に電話がないそうですが、仕事で使う人は携帯電話を持って良いそうです。現代社会と隣り合わせで暮らしながら、その必要最小限だけを取り入れ、昔ながらの生活を続けるというのは、なかなか大変なんじゃなかろうか、思ったのですが、一方、薄暮れ時に家族や仲間と集って戸外で食事をするアーミッシュの人達の姿は非常に印象的で、何か他には代え難い、穏やかなものがあるようにも感じました。