実際、このレースはなかなか大変でした。12kmを走り切ること以外にも、大変な点がいくつかありました。第一に、朝8時スタートであること。8時にスタートラインに立っているためには、どんなに遅くとも6時31分パルアルト発のBay to Breakes専用特別列車(カルトレイン)には乗らなくてはなりません。ということは6時には家を出たい。そのために、1週間前から早起きの練習をし、当日は5時半に起きて、前日準備したおにぎりを飲み込みました。次に、パロアルトから乗った特別列車。微妙にすし詰めです。東京のラッシュアワーと比べたらよほど余裕があるのですが、乗っている人たちが混んだ電車に乗り慣れていないためでしょうか。どうも、乗客同士の空間の取り方が悪く、バランスが取りにくいのです。しかも、乗車口近くに無理矢理乗り込んだため、手の届く範囲につり革やつかまるバーがなく、必要以上につま先で踏ん張った状態になりました。この特別列車は、本来パロアルトの先、11個の駅に停まってからサンフランシスコへ行くはずだったのですが、運転手と車掌さんは、途中でこれ以上の乗客は乗れないと判断したのでしょう。7個めの駅で「この先はサンフランシスコ行きの急行列車になります。」とアナウンスして、突然急行列車に変わりました。えっ、残り4駅でこの電車を待ってる人達がいるんじゃないでしょうか??それは仕方のないことみたいです。
さて、7時26分にサンフランシスコ駅についてから、スタート地点まではMUNI(路面電車)に乗って行く予定でした。が、そんな電車は見当たらず。みんなぞろぞろと歩いています。ふーん、そんなもんかと歩き始めたのですが、これが結構な距離。スタートラインの周りは交通規制されていて、決まった道からでないと入れないのです。そのスタートラインへ入るための道の入り口にたどり着いたのが8時でした。ふう〜。もう2.4km歩いたっていうのに、まだスタートラインにもたどり着かないよ。