次の一歩は今いる位置からしか踏み出せない。そして「好きを貫け」の幸せな旅

まったく、その通りだと思う。Rubyの生みの親、Matzさんのエントリーより。

「仕事を好きにしてしまえ」という発想はとても健全だと思う。 少なくとも「好きを仕事にする」ことを目標とするよりは。

「好きを仕事にする」ことを目標として選ぶのは大変危険で、 「今ここにいる自分以外の『本当の自分』を求める」ことにつながる。

「本当の自分探し」ほど不毛なものはない。 そんな自分は存在しないからだ。

ある意味、新規蒔き直したい症候群にもつながる。 そんなのうまく行くわけはない。

なすべきは「継続的な変化」である。 自分の今ある位置から、より快適な方向へ少しでも変化するように 継続的に環境に働きかけ、より快適な環境、より好きなことがたくさんできる環境を 勝ち取ることができるようにすることこそが進むべき道であろう。

「青い鳥」はどこにもいない。 「本当の自分」もどこにもいない。

「好きを仕事にする」のは目標であってはならない。 それはあくまでも「結果」である。

Matzにっき: 404 Blog Not Found:好きを仕事にするな、仕事を好きにしてしまえ

この「継続的な変化」も以前触れた自由と説明責任は常にバランスするという話につながると思う。

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それにしても、梅田さんが3月に発した「好きを貫け」のメッセージは、日本語のウェブの中を、ゆっくりと幸せな旅を続けている。この月の単位でinspirationが伝わって行く様子は、ウェブを介したコミュニケーションがゆっくりと成熟していることを示している。

June 15, 2007