2012年は、ワシントンDCのポトマック湖畔に、日本から送られた桜が植樹されてから100年だそうで、アメリカ各地で100周年記念事業が催されているようです。もちろん、そんなことはつゆとも知らなかったのですが、学年末のある日、細々続けている地元の高校でのボランティアに出向いたら、「今日はお昼休みに桜の植樹がある。」とのこと。聞けば、記念事業の一つ、アメリカ各地に桜の苗木を送るプログラムの植樹地の一つに選ばれたというのです。
授業が終わってから校内の植樹予定の場所に向かうと、学校の庭師さんがすでに土を盛り、穴をあけ、周到に準備をして待ち構えてくれていました。サンフランシスコ領事館からいらした方と校長先生、日本語クラブの部長さんの挨拶のあと、皆で植樹。一緒に植えた生徒達や、先生方、もちろん私にとっても思い出となる桜の木。1mほどの小さな苗木でしたが、無事に根付き、大きな木陰を作る樹に育って欲しいなぁ。美しい桜の花を咲かせる日が楽しみです。
Henry Gunn High Schoolに於ける植樹式典