とっても可愛らしいお客様がやって来ました。夫の研究室の研究助手さんが飼い始めた子犬です。ただいま生後3ヶ月、一日だけウチで預からせてもらいました。まだ予防注射が終わっていないので、他の犬がいるかもしれない場所に連れて出ることは出来ません。アパートの周りを少し歩かせた以外は、一緒に部屋で過ごしていました。最初、クンクンと部屋中のにおい嗅ぎながら歩き回っていましたが、どうやら安全な場所と認定したらしく、気に入った場所でおとなしく持参の犬用ガムをかじり始めました。名前を呼ぶと振り返るのですが、そのあと日本語で話し掛けても、どうして名前を呼ばれたのか分からない様子でこちらを見つめ続けます。考えてみれば当然なのですが、彼には英語しか通じないのです。仕方がないので、話し掛けるのは止めました。ひとしきりガムをかじった後は、私が貸したタオルをお気に入りの場所に引きずって行き、他人の家にも関わらずかなりくつろいだ様子です。話し掛けずに静かにしていたら、グーグー眠ってしまいました。途中で郵便屋さんが荷物を届けに来てくれた時には、しっぽを振って出て行こうとしたものの、吠えることはありませんでした。お父さんは黒のラブラドール・レトリバー、お母さんはゴールデン・レトリバーとのこと。なでられても嫌がらず、人懐っこくておおらかな性格でした。夕方、飼い主の待つ研究室へ車で送り届け、お礼を言って子犬との一日はおしまい。トイレをしたそうな様子でウロウロしていることに気付いてあわてて外に連れ出すという、危機一髪な場面もありましたが、子犬のお陰でほんわかとした一日でした。