大河ドラマ「功名が辻」にはまる
日本では気にならなかったNHK大河ドラマ「功名が辻」に、ここアメリカではまっている。ケーブルテレビで僅か数時間遅れで見ることが出来る。
まず、テーマ曲が良い。タイトルロールの最初と最後も良い。アメリカには無い、日本的なものを強く感じる。演奏しているのはオーケストラなのに。
脚本も良い。間をたっぷり取りながらもテンションが緩みきらないところが絶妙だ。大河ドラマは史実をもとにしたフィクションと認識しているので、有効な脚色は結構だと思う。
そして、この「功名が辻」に引きつけられる最大の理由は、山内家という脇役を主役にすることによって、わずか50年余りの間に、信長・秀吉・家康(三者とも配役も良い)が駆け抜けた濃厚な時代が、すっきりと見渡せる点にあるのと思う。まさにアマサイさんのおっしゃるとおり。
『功名が辻』もいよいよその時代に入った。ちゃんとは見ていないのだけれど、おぼろげながら関ヶ原までの人間関係がわかってきた。
全体像が浮かび上がった所で、私は家康の「読み」と「待ち」に惹かれる。