インタビューの勧め

4月から、こちらのラボでポストドクをすることになりました。

先輩が留学前インタビューの様子をポストされているので、僕の場合もご紹介しましょう。

昨年4月にe-mailでインタビューの申し込み。「6月に学会でサンフランシスコにいくのでその際に・・・」とお決まりの文章にCVと業績リストをPDFで添付。仕事のメールが1日400通!と聞いていたので、気長に返事を待とうと思っていたら、翌日すぐに、3名からの推薦状を送るようにとのお返事。あとは秘書さんと日程の打ち合わせ。インタビュー当日は終日予定をあけておくこと、1時間のセミナーを準備するように、との連絡を受け渡米。

当日の朝、目的のラボに到着して、本日のメニューは、

  • 各ポストドクと面接(30分づつ)
  • セミナー(1時間)
  • 教授と面接
  • ポストドク何人かとつれだってランチ
  • 帰ってきて再び各ポストドクと面接(30分づつ)

だということを知る。

20名以上いるポストドクが希望の時間orランチにsign-upしてあるTime tableを秘書さんから受け取り、朝から順番にポストドクを巡るわけである。向こうは僕のCVを事前に読んでいるが、こちらはさっぱり情報がない(かのラボでは論文が出た頃には独立していってしまう)ので、かなり困る。しかもセミナーの前は、一人一人に今やっている仕事を手短に紹介する必要がある。さらにtime tableのサインが達筆すぎて名前が判らずに困る。

セミナー後に教授室に入って開口一番、「で、いつから来られるんだ?」と聞かれてホッと安心する。世には「ポストドク全員が賛成しないと新規採用しない」というラボもあると聞いていたが、どうやらそうではなく、むしろ「今、ラボでどんなことをやっているのか知ってほしい」という意図のようである。アピールしてなんぼ、の国なのである。そして、ポスドクとのランチ&面談は夕方までつづくのであった。

March 21, 2006