Primavera Century(初100mile ride)
East Bayを起点に開催されたPrimavera Centuryに参加してきました。妻と二人、初の100mile rideに挑戦です。写真は出発前にSNS経由で集結した日本人アスリートの皆さんと。
シリコン「バレー」というからには両側を山脈に挟まれている訳で、普段走っているのは西側のSanta Cruz Mountains。それに対して今回はサンフランシスコ湾を越えて東側のDiablo rangeが舞台です。コースには地元自転車乗り自慢の坂が巧みに組み込まれていました。Calaveras Rdの通称"The Wall"、風力発電で有名なAltamont passのCarroll Rd+Flynn Rd、そして最後のPalomares峠。いずれもSanta Cruz Mountainsにはあまりない、10%超の均等な勾配で直登するタイプの坂で途中で止まったら再始動できません。事前に地図を見て絶対的標高がそれほど高くないので完全に油断していました。
そして初めての100mile(=160km)。これまで100kmは何度か走ってきましたが、そこから先は未体験ゾーンです。足の筋肉がもたなくなるのか、それともお尻の痛みが先にくるのか・・・当日100km地点を越えたところで襲ってきたのは、各地で4月の最高気温記録を更新した30℃を軽く越える猛暑でした。ゲータレードを飲んでも飲んでも追いつかず、心拍計を見ると、信号で止まっても心拍数が下がらなくなってきます。血管内脱水の兆候です。こうなると、心拍数の可動範囲が減ってきて、筋肉が悲鳴を上げるまで脚を回すことなど出来なくなります。だんだん平均速度が落ちてきて最後の30kmは黙々とペダルをゆっくり回すだけ。結局8時間57分(休憩・信号待ちも入れると10時間51分)かかってゴールに辿り着きました。100mileに挑戦して、脚の使いかた、心肺機能、そして補給を吸収する能力、それらがバランスして初めて長距離rideが成立すると改めて痛感しました。
数日後、rideの疲れが取れてくると、自転車との一体感が確実に増しています。うれしい収穫です。
もうすぐこのBianchiに乗りはじめて1年、走行距離は5000kmを越えたところです。