GR DigitalとQuickTimeProで簡単Time lapse movie(祝!Flickr HD movie対応)

以前ご紹介したmockmoonさんのすばらしい動画に触発されて、手元にあったGR DigitalとQuickTimePro($29.99/3400円)でやってみたのがこちら。

今日からFlickrがHD movieに対応したので、Proアカウントの方はこちらから大きなサイズでどうぞ。

星空は高感度撮影が可能な機材が必要ですが、雲の動きならばGR Digitalでもいけるはず。非常階段の手すりに置いてインターバル撮影機能を利用して、5秒間隔で写真を撮影。AFは無限遠固定、露出はカメラ任せです。

撮った動画を一つのフォルダに入れて、QuickTimeProの「File」メニューの「Open Image Sequence...」から最初の一枚を選択。

qtpro1.png

すると、fps(frame per second)を選ぶメニューに進みます。ここで6~15 fpsあたりを選択。

qtpro2.png

QuickTime Movieが生成されるので、雲の流れのスムーズ具合を見て、気に入らなかったら1 step戻ってfpsを変更して調整。

次に、「File」メニューの「Export..」を選択。

qtpro3.png

「Movie to Quick Time Movie...」を選択して「Option」をクリック。

qtpro4.png

ここで細かい設定をします。

qtpro5.png

「Setting...」から圧縮方法や、最終的なfpsを決定。

qtpro6.png

「Size...」から出来上がりのサイズ(もちろん1280x720のHD)と縦横比の調整の方法(今回はCrop:残念ながらCropの位置は中央固定で変更は出来ません。)を選びます。

これでH.264フォーマットでレンダリング開始。しばらく時間がかかりますが、アップロード可能な十分圧縮されたmovieファイルが出来上がります。これをFlickrやvimeoにアップロードして完成です。

自分でやってみるて分かったのは、1枚の写真を撮るよりずっとずっと大変だということ。30分後に雲がどっちに流れて行くか、夕日がどんなふうに焼けるのか、ということを予想するのは至難の業です。方向、露出も未来を予想して決めておかなければなりません。mockmoonさんの作品がどれほどの忍耐の上に成り立っているのか、ますます尊敬です。

でも、GR Digital+QuickTimeProの組み合わせで、細かい編集はできないけれども、手軽に試せることがわかりました。なんたってGR Digitalはポケットに入りますから。

Shioさん、東京の夕焼けで、いかがでしょうか?

March 2, 2009