iPhone現実歪曲空間
Steve Jobsは現実歪曲空間(Reality Distortion Field)を生み出す能力で有名だが、2007年6月29日は、その能力が遺憾なく発揮されていた。Apple Storeの周りに出現したそのReality Distortion Fieldは、ただ見物しに来ただけの人を次々と行列に引き込んで行った。その現実歪曲のパワーは、前日の社内ミーティングで、1ヶ月後に一人一台もらえることが発表されたApple社員ですら、列に加わってしまう位、強力だった。
Apple Store Palo Altoに、販売開始(=18時)の7分前に到着したときは、行列+野次馬の凄い人だかり。
80人目付近のこの方も「現実歪曲空間」にトラップされたうちの一人。
おなじくトラップされたAppleの中の人は、200人目くらい。
見物しにきただけの僕も、トラップされて最後尾に。300人目くらい。
先頭集団がiPhoneをgetして出てきました。300人目付近が知りたいことは、ただ一つ
行列:How many stocks do they have?
男:4 digit!
行列:Wow!, Great!, Hooray!, Thank you!
これで一気に和やかムードに
「お前らは勝ち組だ!俺なんて前の日の1:30から並んだんだぞ〜」
Jobsの来店に備えてPalo Alto Policeも大量出動です。18時40分くらい。
入り口前は凄いことに。この頃、Jobsが店内にいたらしい。
ハンディ・ターミナルでどんどん決済。領収書はメールで送られてきます。
周囲のカフェは軒並みこんな状態に。
この日から3日で、50万台以上を売ったとのこと。現実歪曲空間の威力や恐るべし。でも、その結果(=Product)にガッカリすることが無いのがJobsが復活してからのAppleの凄いところ。