「お腹がふくれる言葉があれば精神が肉体になる。」
付け合わせの野菜のひとつひとつにまで、等しく気くばりされていることを感じることができる料理店、三田の「コート・ドール」。そのシェフ、斉須さんのお話の2回目の連載が「ほぼ日刊イトイ新聞」で続いています。
その言葉のひとつひとつにも、等しく気くばりが行き届いている。それがすべてを表していると思います。
試行錯誤のなかでわかったのですが、
どうやら、見かけだけでは、
ものごとの核心を
とらえることができないのです。
ものごとは言葉にして
咀嚼しなければわからないのです。
言葉は、脳天に突き刺さります。
言葉は、血肉になって、肉体をかけめぐります。
言葉は、強靱なものです。
これからもずっと、機会のあるごとに「コート・ドール」で食事をしたいと思うと同時に、自分のアンテナと言葉を磨いて行くうちに、一生つきあえるような同世代の料理人と出会えたら素敵ですね。 立花隆さんが雑誌の連載で斉須さんと出会い、その20年目の同窓会をコート・ドールで楽しむように。
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