Logic

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて 数学嫌いな人のための数学―数学原論 論理学

国家の罠」の著者、佐藤優氏の講演会にて、

フロアの大学生からの質問、「幅広い知識を身につけるためには、どのように勉強したら良いのか?」

答えて曰く、

  • まず、論理学を身につける。
  • 次に、勉強しようとする領域で最もmajorな本を3冊、暗記する様に読む。
  • その後は、その領域に関しては極めて速い速度で知識を吸収できる。
  • 最もmajorな3冊は、大きな書店の売り場の店員に聞けば良い。

最後の部分に、リアル書店の存在意義が凝縮されている。これはまだ、オンライン書店では難しい。

ところで、振り返ってみると「論理学」をきちんと学んだことがない。高校で数学の一単元として「帰納法」などが出てきた位か。諸学の基礎としての「論理学」を、体系的に身に付けていないのは明らかである。

そこで、まず手にしたのが、小室直樹著「数学嫌いな人のための数学―数学原論」。小室氏の著書には「論理の方法―社会科学のためのモデル」というタイトルの本もあるが、「数学嫌い〜」の方が論理学の本質的な部分が解説されている。

そして「数学嫌い〜」でたびたび紹介されているのが、W.C.サモン著「論理学」。

この夏は「論理学」を巡る旅に出ることにしよう。

August 2, 2005